市議会議員の選挙の倍率について考えてみた!倍率が低いように見えて実は、、

今更聞けない政治

興味を持ち始めた地方政治

私はシングルファザーとして子育てをしながら住んでいる市内で働く薬剤師です。
保育園に助けられながら仕事をして、医療に関わりながら子育てをしていて地方政治に興味が出てきました。地方政治の政治家といえば「市長」や「市議会議員」ですよね。

子育て世代の声や医療人の声、薬剤師として地域に根付いた活動を活性化させるためには実際に今その環境にいる人間が市に声を届ける必要があるなと感じ、少し調べたり本を読んだり自分なりに勉強を始めました。市議会議員になるにはどうしたらいいのか調べていると「市議会議員の選挙は倍率が低い」という記載を良く目にします。確かに市議会議員選挙は立候補者に対して当選数が多いというのも事実です。2022年に行われた千葉県野田市の市議会議員選挙は定数28に対して候補者は35でした。

本当に市議会議員選挙の倍率は低いのか

前述したように2022年に行われた千葉県野田市の市議会議員選挙の当選率は28/35で、その前の2018年の選挙における当選率は28/36でしたので約80%当選するという事になります。

他の市の結果も参照すると、千葉県柏市の市議会議員選挙の場合は36/48(令和元年)、36/47(平成27年)でおよそ75%の当選率千葉県流山市の市議会議員選挙の場合は28/30(平成31年)、28/37(平成27年)で平成31年の選挙では当選率90%を超えています。

こうみるとやはり市議会議員選挙の当選率はかなり高いように見えますね。
ですが選挙において有力者の存在を考慮することは超重要です。分かりやすく極端な話をしますと総理大臣経験者と新人議員が争って新人議員が勝てる確率は殆どないでしょう。
地方選挙を見てみるとやはり「強い市議会議員」という存在は実在します。5期6期連続で当選している市議は引退でもしない限り、選挙で落ちるという可能性は限りなく低いです。

柏市の選挙を見ると落選している人は殆ど新人で現職で落ちたのは1人2人だけでした。
野田市も同様で、実際は少なくとも半分の席は現職の有力者で埋まっていると考えた方がよさそうです。
野田市の市議会議員定数は28なので半分の14は埋まっていると仮定すると、14/21(令和元年)、14/22(平成27年)となるので約65%の当選率となります。こう考えると表面上数字以上に厳しい戦いになりますね。

それでも50%以上の勝ち筋がある地方選挙は戦う価値があると僕は思います。
自分の職業(薬剤師)や年齢(次の選挙では35歳くらい)、小さい子供の子育て中という僕のバックボーンは現在の市議会議員と被ることはなく、市政に届けるべき声を拾える環境だと確信しているからです。
生まれ育った街ではありませんが、子供を育てる環境、地域医療の豊かな安心できる魅力的な市に貢献できるように日々精進していきたいと思います。

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