【今更聞けない政治のこと】若者が政治に興味を持った方がいいのは何故か?

今更聞けない政治

今回は何故若者が政治に興味持った方がいいのか、私の意見と私が気付いた地方政治の問題点を少しお話ししようと思います。
この記事を読んで政治に興味を持ってくれる若者が一人でも増えたらいいなと思います。

政治に興味を持ったきっかけ

私は恥ずかしながら20代の間は政治に無関心で、大小問わず選挙に行かない事も多くありました。
心のどっかでは「選挙いかなきゃなあ」とか「おじさんになる前にちゃんと政治を知らないとなあ」と思っていたのですが特に行動を起こすことなく30歳になってしまいました。

「やばいなあ、何も知らないまま30歳になっちゃったよ」と思っていたある日、You Tubeである動画を目にしました。
それは広島の安芸高田市長である石丸氏の動画です。市長が市議会議員に向かって「恥を知れ!恥を!」という言葉を使って真っ向からぶつかっていっている姿に衝撃を受けました。

そもそも市議会議員というものがどういうものかも分かっていませんでしたが、安芸高田市の市議会議員の在り方に問題があるという事が分かりました。
しかも、「地方故の暗黙のルールや地元有権者の圧力、さらには市議会議員の高齢化など政治を知らない人間が見ても分かるレベルで」です。

こうした問題は少なからずどの市町村も抱えているものではないか、特に高齢者が多い地方でその傾向が顕著なのではないかと思うと、今自分が住んでいる市が心配になりました。
そうした不安から若い世代や子育て世代が政治に興味を持ったり、行政に飛び込んでいくというのが重要な事だと気付きました。

私が気付いた地方政治の問題点

地方議員というのは政治家のスタートラインといいますか、第一歩としてまずは目指すところだと思うので地方政治を学び市議会議員のになるという事を当面の目標にしました。

ただ、私が市議会議員になりたいのは政治家になるためのスタートを切りたいからだけではありません。地方政治に問題点があると気付いたからです。市議会議員に高齢者や50代以上の方たちばかりという状況に未来を感じないという点です。
子育てや教育などの状況はどんどん変化をしているのにも関わらず、子育てから離れている世代の方達が現役で子育てしている人達の求めている事を理解できるのか、今じゃなくて10年後20年後の未来に向けた政治を行えるのかという事を思ったことはありませんか?私はおそらく無理だろうと思っています。

なぜなら子育てはやってみないと分からないことだらけですし、高齢者は人口が多いので高齢者に向けて都合良い事を言っていれば当選する確率が高いからです。
子供が減っている現代では、当然子育て中の家庭が少ないので票の確保という点では未来に向けた政策より今の高齢者に良い顔する人が出てきて当然です。

地方議員に当選する事が最重要項目になっている

ではなぜそこまでして地方議員になりたいのか、今年行われた市議会議員の立候補者を見て僕は気付いちゃったんです。
私の住む市の市議会議員選挙の立候補者の中に仕事を定年退職し「無職」のご高齢の方が何人かいたんですね。私は他の地区の地方議員も見て「収入源が欲しくて地方議員をやっているのではないか」という事に気付いてしまいました。

皆さんは地方議員の議員報酬ってどれくらいか知っていますか?
千葉県の市議会議員ですと年間700万円を超える議員報酬が貰えます。正直高くないですか?
700万円なんて定年退職した後に到底貰える額じゃないですよね。
市議会議員選挙の倍率を考えたら、一般企業で年収700万を目指すよりはるかにハードルが低いです。
あくまでも憶測ですが、「市をよくする為に政治家として飯を食う」という事から「自分たちが飯を食うために政治家をやる」という議員さんが多いのではないかと考えると、そんな人たちに自分らの税金の使い道なんて託せないですよね。
議員として当選しなくてもつぶしが効く人間の方が信用できるといった見方もできるかもしれませんね。

医療現場、子育ての当事者が少ない

現代の政治的課題として代表的なものが少子高齢化医療費問題です。
国政ではもちろん議論に挙がりますし、地方政治でも最も重要な題材の一つでしょう。
やはり若い夫婦が引っ越しする際に子育てのしやすさというのは大きなポイントになります。
市町村の未来を支える若い世代が入って来てくれないと困るのですが、子育てをしている当事者でないと本当に子育て世代が求めていることは分からず本当に必要な政策を行えないのではないかと私は考えます。医療に関しても同じことが言えると思います。

現状を知らない方たちが考えても出すべき答えにたどり着かないことは仕方ない事なので、やはり子育てをしている世代や医療従事者の声を届けるために若い方が政治に積極的に参加することが大事なのです。

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